Bonjour ! KOKOです。
フランスで大学院生をしています。
フランスで家を借りたり、学生寮に住んでいたりする場合は、CAFという団体から家賃補助金を受け取ることができます。
僕の場合は月に155ユーロ、年間で1860ユーロを補助金として受け取っています。
今回はその家賃補助を受け取るために、ちょっと面倒くさいCAFの申請方法を解説していきます。
CAFの申請方法 CAFってなに?

まずはCAFがそもそも何なのかをお話ししていきます。
CAFとは、Caisse d’allocations familialesの頭文字をとったもので、フランスの住宅補助・家族補助制度のことを指しています。
以下の条件に当てはまる方は、フランス国籍を持っていなくても申請することができます。
- ワーキングホリデーは対象外
- フランスの銀行口座を持っていること
- フランス国内での年収が4800ユーロ以下
- 3ヶ月以上の滞在
留学生にとって、家賃補助を受け取ることは経済的に非常に楽になります。
申請方法は少々面倒くさいですが、節約のためにも上記条件に当てはまる人は忘れずに申請をするようにしましょう。
CAFの申請方法 必要書類を集めよう

次にCAFの申請のために必要な書類についてお話しします。
CAFの申請のために必要な書類は以下の9つです。
- 銀行開設時にもらったRIB
- パスポート顔写真のページ
- パスポートのビザのページ
- 賃貸契約書
- Attestation de loyer
- 戸籍謄本(仏語翻訳)
- 奨学金の証明書(仏語翻訳)
- Sécurité socialeの番号
- 仕事をしている場合は雇用契約書
仏語翻訳と書いていない書類は、僕は英語翻訳で提出しました。
戸籍謄本と奨学金の証明書については、仏語翻訳ではないと受け付けてもらえませんでした。
CAFの申請方法

次にCAFの申請方法について解説していきます。
まずはCAFのホームページにいき、下の方にスクロールをして、Demander une presentationをクリックしましょう。

まだCAFから補助金を受け取ってはいないため、Vous n’êtes pas allocataireをクリックします。

次は、申請をするのでFaire la demandeをクリックしましょう。

次にこの申請ステップが簡単に紹介されています。4つのステップで入力する必要があります。
全部で40分ほどを要する作業ですので、準備ができた場合はCommencerをクリックしましょう。

最初のステップでは、自分のアカウントを作っていきます。
住んでいる地域の郵便番号を入力し、簡単な質問に答えていきます。


次にメールアドレスか電話番号を登録します。
それらを忘れてしまった場合のために、秘密の質問の欄も入力してください。

登録したメールアドレス、または電話番号宛に6桁の番号が送られてきます。
この番号は、今行っている作業を保存できる番号で非常に大切です。途中で中断しても最初から入力しなくてよくなるので、忘れないようにしましょう。

次に2つ目のステップです。ここでは、家族構成や社会保険などの詳細について入力します。

まずは申請者の情報について入力していきましょう。

日本生まれの場合は、Etrangerを選択して、自分の生まれた県名を入力します。

Numéro de sécurité socialeは、社会保険番号のことです。
社会保険に加入していると思いますので、加入した際にもらえる証明書に書いてある番号を入力しましょう。


Date d’entrée en Franceはフランスに入国した日付を入力しましょう。
パスポートの入国スタンプをみてください。

CAF以外のフランスの機関から家族補助を受けている場合はouiを選択し、その詳細について書いていきます。
学生の場合はほとんどがNonだと思います。

次に奨学金の有無についてです。
奨学金を受給している場合は、Ouiを選択し、奨学機関名、国名、その機関の住所を入力します。


次のページでは住居の入居日、もし退去日がすでにわかっている場合はそれも入力します。
下の枠には住居のアドレスを入力しましょう。

次のページではメールアドレスと携帯電話番号を登録します。
後ほどパスワードやcafの番号を忘れてしまった時などに、この電話番号を通じて再発行できますので、いつでも使用できる番号を入力します。

フランスの銀行のIBANを登録しましょう。
最初にある文字FRに続いて数字を入力していきましょう。

次に申請年の2年前の収入について入力していきます。
学生の場合は収入が0なので、Aucun revenuを選択しましょう。
もし2年前に会社員として働いていた場合は、2つ目の選択肢を選び、詳細を入力していきましょう。

次のページでは、フランス国内に家を持っているかどうかについてです。
1つ目の選択肢は現在住んでいる住居があなたの持ち家である場合、2つ目は現在住んではいないが持ち家がある場合(別荘など)についてです。
Ouiと言えるように僕も頑張ります、、

次に借りている部屋や家の詳細について記入していきます。
コロカシオンで部屋のみを借りている場合は、Chambre sans WCを選択しましょう。
しかし、コロカシオンをしている場合でも、その部屋に一人で住んでいる場合はVous êtes en colocationはNonを選択してください。

引き続き部屋や家の詳細を記入していきます。
補助金の支給はその住居に住み始めた月の翌月から支給されます。

このページはコロカシオンを選択している場合です。
Bailleurはあなたに部屋を貸し出している人のことです。
コロカシオンの住居を管理している人の名前、苗字、住所などを入力しましょう。

次のページでは、現在CAFを申請しようとしている住居の他に家を借りているかどうかです。
前の家の契約が終了している場合はNonを選択しましょう。

これでCAFの申請作業は終了です。
ページをスクロールして、下の方にあるPDFを忘れずにダウンロードしておきましょう。
最後の項目まで記入し終えると、CAFのアカウントのパスワードが、登録したメールアドレス宛に送られていきます。
そのアカウントとパスワードを入力して、自分のアカウントに接続しましょう。
その後は、CAFの審査結果を待つ必要があります。
何も問題がなければ、申請した月の翌月からCAFから補助金が給付され始めます。
過去3ヶ月まで遡って支給されますので、すでに住居に住んでいて、CAFに申請をしていない場合も安心してください。
もし追加で書類が必要になった場合は、自分のアカウント宛に通知が送られてきます。
Accueil→Mon compte→Mes démarchesに送られてきますので、一日一回はチェックするようにしましょう。

僕の場合は、戸籍謄本と奨学金の証明書の提出を要求されました。
まだCAFに申請していない場合は、いますぐに申請を始めましょう!
最後に : 必要な書類は渡仏前に準備しておこう

今回はフランスで家を借りている場合にもらえるCAFの補助金の申請方法についてお話ししていきました。
僕の場合はこのCAFからの補助金で、年間で1860ユーロも節約できています。
過去3ヶ月に渡って補助金が給付されるので、すでに支払いを始めている方でも大丈夫です。
早めに申請をしておきましょう。
というわけで今回は以上です。
フランスでは様々な場面で書類の提出を要求されます。
渡仏前に最低限準備しておきたい書類についてはこちらをどうぞ。