Bonjour ! KOKOです。
さて、先日このようなツイートをしました。
今週は毎日企業が授業を行うんだけど、月曜日からめちゃくちゃ熱かった。このエンジニアコンサル会社が持ち込んだデータを即席チームで1時間で分析して、コンサル相手にアイデアを出すというもの。情報系に強いチームはバリバリR使って図説してた。みになる授業だった。 pic.twitter.com/jSgRkMuEZq
— KOKO🇫🇷フランス大学院生 (@koko_blog) January 27, 2020

僕がナンシーで通っているEcole d’ingenieurでは通常の授業とは別に特別な授業がある週が各セメスターに一度設けられています。
今回催された特別な授業の週の名前は”Préparation au marché du travail”で、毎日違った分野の企業から社員の方が来てその企業の分野の実践をするというものです。
今回はその授業がとても為になったので、今後フランス留学を考えている人の参考になればいいなと思い、お話ししていきます。
今回は
- Préparation au marché du travailでは何をしたの?
この質問にお答えしていきます。
AVENCORE

今回の”Préparation au marché du travail”の月曜日の担当企業はコンサルタント会社のAVENCOREです。
エンジニア出身の社員が多いことからも、産業競争力を伸ばすための正確で効果的なコンサルタントが売りのフランス企業です。
午前中に行われたAvencoreによる講義では、生徒参加型の授業形式が印象的でした。
下の写真のようなアプリを使って、学生に投票をさせながら進めていく授業形式で、あらゆる所に散りばめられた細かい工夫にも目を見張るものがありました。

授業の内容と課題

午前中にはこのAvencoreによる講義が行われ、この企業が取り扱っている分野の特徴や競争相手、市場などについて現場の視点から学びます。
午後は実戦形式の授業で、即席で作られた6人1チームに別れて、実際にAvencoreが過去に取り扱ったデータを元にクライアントにアイディアをプレゼンをしました。
具体的に僕たちが扱ったデータは、約5万種類の材料の生産元、輸出先、輸出量、輸出価格、受け入れ工場、が各国ごとに分かれた膨大なデータでした。
課題は、そのクライアント企業の製品を作るのにかかるコストを削減すること。
データを整理するのも大変ですが、どのようにクライアントに自分たちのアイディアが良いかというのを説得するのかを考えるもの一筋縄ではいきませんでした。
ショートプレゼンテーション

午後の授業の最後には、各グループのプレゼンテーションがありました。
僕たちのグループも、膨大なデータの中からもっともコストが削減できそうなデータを比較して、クライアント企業役のAvencoreの社員を説得できるように発表をしました。
実際に過去のAvencoreの社員が提案したアイディアとは違うそうでしたが、目の付け所が面白いということで高評価をいただくことができ、やりがいのある授業だったと感じています。

他のグループのプレゼンテーションも聞きましたが、僕たちにはない観点でデータを捉えていたのがなるほどと感心しました。
R言語などを使ってデータ分析をしていたグループもあり、昨年学習したデータ分析をもう一度復習して、自分でもう一度データをまとめてみようと、意気込んでいます。
最後に : Préparation au marché du travailは4日間続く。

今回は各セメスターに一度開かれる特別な週、”Préparation au marché du travail”の週の1日目に行なった内容と感想についてお話ししました。
どのグループも面白い発表や提案をしていて、コンサルタントの仕事も面白そうだなと感じました。
というわけで今回は以上です。
ちなみに、明日も同じく”Préparation au marché du travail”の2日目です。
2日目の様子が気になる方はこちらをどうぞ。