Bonjour ! KOKOです。
フランスの大学や大学院へ入学するためには、ある一定以上の語学力を証明しなければいけません。
例えば、大学院の場合は、理系であればDELF B2以上、文系であればDALF C1以上が必要とされています。
そこで今回はフランス語の各レベルを取得するためにかかる大まかな勉強時間についてお話ししていきます。
もちろん個人差はありますので、あくまで目安です。
今回は
- DELF DALFに合格するための必要勉強時間の目安は?
この質問にお答えしていきます。
DELF DALFとは?

まずはDELF DALFとは何なのかについてお話ししていきます。
DELF DALFはそれぞれDiplôme d’études en Langue Française、Diplôme Approfondi de Langue Françaiseの省略形で、フランス文科省が非フランス語候補者のフランス語能力を証明するために授与する証書のことです。
6つの独立した卒業証書があり、それぞれ欧州評議会の共通言語リファレンスフレームワーク(CEFRL)の6つのレベル、A1、A2、B1、B2、C1、C2に対応しています。
大学や企業で働くためには、DELFのB2が必要とされており、またフランスで国籍を取得しようと考えている場合は最低でもB1レベル以上が必要です。
DELF、DALFはTOEICやIELTSの英語語学試験とは違い、証書自体に有効期限がないため、一度取得してしまうと一生涯有効になるのもポイントです。
ちなみに2020年からはこれらの試験、DELF DALFの試験内容が変更になりました。
受験予定の方は変更内容をしっかりと把握しておきましょう。
DELF DALF 必要勉強時間の目安

では次に各レベルごとに必要な勉強時間の目安についてお話ししていきます。
各レベルごとに必要な勉強時間の目安は以下の通りです。
DELF DALF | レベル | 勉強時間の目安 |
DELF A1 | 初級 | 60~100 時間 |
DELF A2 | 初級 | 150~200 時間 |
DELF B1 | 中級 | 350~450 時間 |
DELF B2 | 中級 | 550~700 時間 |
DALF C1 | 上級 | 800~950 時間 |
DALF C2 | 上級 | 1000時間 ~ |
例えば大学へ入学するためにDELF B2を取得しようと思うのであれば、毎日1時間勉強をしたとして、月に30時間、およそ1年と8ヶ月ほどかかることになりますね。
語学を習得するということは、一朝一夕なことではできません。
ある一定のレベルを取りたい!そう思った瞬間こそ、勉強を始めるべきタイミングです。
質より量or量より質?

フランス語学習で大切なのは、質か量か、どちらだと思いますか?
僕は最初のうちは、ある程度の量をこなさないと、良い質の勉強はできないと思っています。
というのも、勉強し始めの頃は、その勉強自体の質が自分自身でわからないためです。
そのため、フランス語学習を始めた頃は、とにかくたくさんのフランス語に触れようと思い、間違えていてもいいので、フランス語と触れる機会をたくさん作りました。
例えば大学では、別の学年のフランス語のクラスに通ったり、フランス人留学生を捕まえて、会話をする機会を積極的に設けたりしていました。
確かに当時行なっていた勉強は間違いだらけで、質自体は対してよくありませんでしたが、現在はその勉強の質について評価できるほど成長できています。
勉強すればするほど、あなたの勉強法の質はよくなっていきますので、まずは量をこなすことを目標に掲げてみてはいかかでしょうか。

最後に : とりあえず勉強を始めよう

今回はフランス語の語学試験DELF DALFの各レベルごとに必要な学習時間の目安についてお話ししました。
もちろんこれには個人差があり、環境も大きく関わってきます。
語学を習得するということは短期間でなせるものではありませんので、目標を掲げてその目標に向けて早め早めに勉強を開始することが大切です。
というわけで今回は以上です。
もしDELF B2を受験予定の方はこちらも合わせてどうぞ。