Bonjour ! KOKOです。
現在、フランスの理系大学院にダブルディグリー制度を利用して正規留学しています。
2年間の正規留学のうち、1年半が経過しました。
ダブルディグリーってなに?という方はまずこちらをみてみてください。
さて今回は、ダブルディグリー制度でフランス留学をする場合のメリットデメリットについてお話ししていきます。
実際にダブルディグリー制度で留学をしているので、フランス留学を検討している人にとって役に立つ内容です。
今回は
- ダブルディグリー制度を利用するメリット・デメリットは?
この質問にお答えしていきます。
目次
ダブルディグリー制度のメリット

まずはフランスでダブルディグリーをする場合のメリットについてお話ししていきます。
一般的な留学と比較してのメリットのみをここでは紹介しています。
入学手続きが簡単
まずは圧倒的に入学するための手続きが簡単です。
大学間で締結されているシステムを利用しての留学ですので、用意しなければならない書類がそこまでありません。
また、入学基準も一般の正規留学と比べて簡単であることが多いです。
語学の必要条件も若干低く設定してあります。
一方で個人で正規留学をする場合には身元を証明するために非常に多くの種類の書類を準備して提出しなければいけません。
たくさんの種類を準備して、提出したのにも関わらず、受け付けてもらえないこともあります。
授業料無料
次にダブルディグリーでフランスに留学する場合は、フランスの大学での授業料が無料です。
また、フランスの大学院では教科書は授業のはじめに配布されるため、授業関係での支出が少ないです。
一方で一般での正規留学の場合は、授業料を支払う必要があります。
年々この授業料は値上げをしていっているので、一般生には負担となります。
が、ダブルディグリーの学生は無料です。
単位が変換可能
最後に、ダブルディグリー制度のおすすめポイントとして、単位の変換が可能です。
フランス留学中に取得した単位を、日本の大学の単位として扱うことができます。
そのため、日本に帰国した後にそこまで多くの授業を取る必要がないので、穏やかに修論を書くことができます。
単位が変換されるかどうかは、大学間の取り決めごとによるので、しっかり把握しておくことをおすすめします。
ダブルディグリーのデメリット

次にフランスへダブルディグリー制度を利用して留学した場合のデメリットについてお話ししていきます。
上で紹介したメリット同様に、一般の正規留学と比較してみていきます。
卒業年数が伸びる
まず最初にあげられるのは、
卒業までの年数が伸びることです。
日本の大学の修士を卒業するためにかかる年数は2年です。
ダブルディグリー制度を用いてフランスに留学した場合はプラス1年の最低でも3年はかかります。
学位を2つ取得するので仕方ない感はありますが、同学年よりも1年卒業が遅れます。
僕は学部時代に1度休学をしてインドでインターンシップをしていましたので、もう一年遅れることになんの抵抗もありませんでした。
授業料がプラス1年
次に
卒業までの年数が伸びるので、授業料がプラスでかかります。
上のメリット点で述べたように、ダブルディグリー制度で留学をしている場合は、フランスの大学院に授業料を納める必要はありません。
一方でその留学期間中には日本の大学には在籍していることになっているので、日本の大学には授業料を払わないといけないんですね。
そのため、卒業までの年数が3年に伸びるということは、その分授業料を多く払うことになります。
特にフランスの大学の授業料は、日本の大学の授業料と比較してかなり安いのでなんだかもやもやが残ります。
日本の大学の授業料は大学によって違うので、大学ごとに確認してください。
ちなみに日本の国立大学院だと年間52万年で、フランスのグランゼコールのエンジニア大学だと年間10万円もかかりません。
興味のない授業の履修
最後に
興味のない授業も必修であることです。
一般入学ではある程度縛りはありますが、自分の好きな授業を取ることができます。
一方で学校によってはダブルディグリー制度を用いた留学をしている学生のための授業が存在します。
その授業がたとえ自分の分野と違い、興味のない分野であっても必修であるために履修しなければいけません。
そういう授業に限ってロングスパンで実施される授業だったりするので、厄介です。
ただ決まりであるので、どうしようもありません。
自分の中に履修している授業の意義を見つけ出しましょう。
結局ダブルディグリーはおすすめ?

個人的にはダブルディグリーは非常におすすめです。
特に以下に当てはまる学生にとってダブルディグリーは最高の制度だと思うので、ぜひ挑戦をしてほしいと思います。
- 2つの分野で学位を取得したい
- 英語、フランス語を習得したい
- 留年は構わない
- 将来はフランスで働きたい
仮に大学にダブルディグリー制度がない場合でも国際課に相談してみましょう。
何か道が開けるかもしれません。
最後に : まずはフランス語を勉強!

さて今回はフランスでダブルディグリー制度を利用して正規留学する場合のメリットとデメリットについてお話ししました。
ぜひ積極的に挑戦をしてほしいと思います。
ちなみにダブルディグリーのフランス側の学位はフランス語の学位になります。
そのため授業等は全てフランス語で行われるので、しっかり準備をしておくことをおすすめします。
最低でもDELFのB2がないとついていけないです。
勉強法については以下の記事にまとめていますので、こちらからどうぞ。
というわけで今回は以上です。
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