Bonjour ! KOKOです。
さて、先日このようなツイートをしました。
イングリッシュネーム使ったら魂を売ったことになる?んなこと考えもしなかった。彼がHugoだと言えばHugo, 彼女がChloéだといえばChloé。〜っぽいとかない。もちろん彼がburger kingだといえばburger kingだ。事象に自分本意な意味付けをしないこと。
— KOKO🇫🇷フランス大学院生 (@koko_blog) June 18, 2020
というのもTwitterのタイムライン上にイングリッシュネームに関するツイートが流れてきたからです。
今までの経験をもとにこの意見に対する自分の考えをお話ししていきます。
イングリッシュネームとは

そもそもイングリッシュネームって何?という方のために簡単にイングリッシュネームが何かを紹介します。
イングリッシュネームとは、本来の自分の名前とは違う名前、いわゆるあだ名のような名前のことです。
イングリッシュネームというだけあって、英語圏でよく使用されている名前が使われています。
例えば名前の発音が難しい場合や、なかなか馴染みのない名前を持つ人はイングリッシュネームを持つことで名前を覚えてもらいやすくなったり、メールで宛名を探すときなどに便利です。
今まで僕があった人の中でイングリッシュネームを使用していた人は30%ほど。
ちなみにフランスでは、イングリッシュネーム(この場合はフレンチネーム?)としてフランス寄りな名前を選択している人が多い印象です。
イングリッシュネームの役割

ではなぜ人はイングリッシュネームを使用するのでしょうか。
人によって色々と理由がありそうですが、イングリッシュネームの1番の利点はその利便性です。
正直なところ、中国の方の名前を覚えるのは難しく、発音も難しいため、あの人の名前何だったっけ?とたまになってしまいます。
漢字で書かれている名前をみても、どう発音して良いのかすらわかりません。
漢字に馴染みのある日本人にすら難しいので、漢字文化のない文化圏の人にとってはより深刻なはず。
より具体的にいうと、FacebookやInstagramで連絡を取ろうとしたときに、その人の名前を検索できません。
しかしイングリッシュネームで登録していると、名前からスペルが想像でき検索ができるようになります。
これは仕事においてメールを送りたい場合にも当てはまるのではないでしょうか。
意味付けの必要がある?

ではイングリッシュネームを持つことは、魂を売り渡すという表現にまで行き着くのでしょうか。
確かに自分の本来の名前を使用せず、別の文化圏の名前を使用することは、その人のアイデンティティを捨てることだと感じる人がいるのもわかります。
自分の名前をどうしても呼んでもらいたい人も一定数いるでしょう。
しかし僕はそのイングリッシュネームを持つという事自体に意味付けの必要があるのかと考えます。
初めてイングリッシュネームを持っている人に出会ったのは、僕がアメリカ留学をしていたときのことでした。
というのも最初はイングリッシュネームとして認識はしていなかったのですが。
ここでは仮に彼のイングリッシュネームをJohnとしておきます。
初めて彼に会ったとき、彼の見た目から中国の人だろうなと思いましたが、My name is Johnと言われました。
それ以来僕は彼をJohnと呼び、周りの友人も彼のことをJohnと呼んでいました。
Johnっぽくないな、とかアイデンティティを捨ててるだとかは何も思わず、イングリッシュネームを普通の名前としてみんな受け取っていたのだと思います。
人種が文化圏に関わらず多様化していくように、名前だってこれから多様化していくでしょうから。
最後に : 物事に意味付けをしない

今回はあるツイートを元に、English Nameについて僕が考えたことについてお話ししました。
人は自分の置かれている状況やそのときの心情に応じて、事象に意味をつけがちです。
そしてその自分がした意味付けでストレスを感じ、自分自身を縛ってしまいます。
物事は物事として見ることができるようになると悩みが減るかもしれません。
というわけで今回は以上です。