Bonjour ! KOKOです。
さて、先日このようなツイートをしました。
せっかくフランスに留学するのであれば、フランス語は学ぶべきだと思う。学業面においても生活面においても非常に役に立つ。仕事も見つけやすくなる。徳はあっても損はない。
— KOKO🇫🇷帰国しました (@koko_blog) November 11, 2020
フランスには留学中の授業が全て英語で行われるプログラムが割とたくさんあります。
正直なところ英語のみのプログラムってどうなの?という質問に自分の経験からお答えしていきます。
フランスにある英語のみで修了できるプログラム

実はフランスには英語のみで修了できるプログラムがたくさんあります。
特にErasmus+に採択された奨学生を受け入れている教育機関では、英語のみのコースが設けられている場合が多いです。
実際に僕が所属していたMines de Nancyでも分野によらず英語で学ぶことができるコースが存在していました。
ただこのプログラムに参加した僕の友人の話によると、教授陣の英語にあまり期待はしない方が良いとのこと。
英語コースとはいえ、フランス人がクラスの大半を占めているため、教授がフランス語で説明をする場面も多々あったのだとか。
エンジニア学校だったのでこのようなケースになってしまったのかもしれません。
ビジネススクールだと違うのかも、、。
英語力は伸びますか?

ではこれらの英語のみで修了できるプログラムに参加したら英語力は伸びるのか。
答えは、当たり前なのですが、伸びるかどうかは個人次第です。
僕の考えでは、何かを伸ばそうと思った時にまずは環境を変えた方が良い。
僕は日常的にフランス語を話すことができる環境に自分を置くことで、効率的に語学力が伸びるタイプです。
一方でフランスで英語を日常的に話しているのは留学生くらいでしょうか。
授業以外で語学力が伸びるような英語を使う機会はあまりないのが現実です。
例えば移動時間は全て英語でラジオを聴いて、帰宅してからもYouTubeやニュースサイトで英語の勉強を続ければ、おのずと語学力は伸びてきます。
ただこの場合フランスにいる必要があるのか、という疑問もありますが。
なので英語力が伸びるかどうかは全て個人次第です。受け身だと伸びないです。
各観点からのメリット・デメリット

では別の観点から英語のみでのプログラムを修了することでのメリットとデメリットについてお話します。
あくまで個人の意見です。人それぞれ意見が違うと思いますので、他サイトでも情報収集してみてください。
インターン・就業

インターンや就業といった観点に関しては、英語のみで修了するコースは圧倒的に不利です。
(その人が英語のみしか理解できないとした場合)
というのもフランスのインターンや公募の募集要項は基本的にフランス語で書かれています。
その場合は履歴書も志望動機書もフランス語で書く必要があります。
そのため、英語のみでインターンを探そうとすると、そもそも該当する母数が低いのでなかなか大変です。
フランス語学力の証明書を必須としている募集もたくさんあります。
履歴書と志望動機書は僕の別記事を見ながら書き、面接は英語と簡単なフランス語で乗り切るという手もありますが、仮に採用されたとしても後から大変かも。
日常生活

例えばパリで生活するのであれば、英語のみで乗り切ることはそこまで大変ではないかもしれません。
ただちょっと地方に行くと(例えば僕が滞在していたNancy)英語で会話が成り立たなくなります。
コミュニケーションがスムーズにいかないのが続くのはなかなかのストレスです。
フランス語が話せるだけで、よりストレスのない生活を送ることができます。
また行政手続きなども全てフランス語なので、ありとあらゆる日常生活の出来事が大変になります。
というわけで、僕の意見ではフランスにせっかく留学しにいくのであれば、フランス語のプログラムの方が後々楽になるかなと思います。
最後に : École d’ingénieur だと英仏語学力証明が必要

今回は僕の経験をもとに英語のみで修了できるプログラムについてお話ししていきました。
卒業後にフランスで職を見つけて働きたいと考えている場合は、英語コースはあまりおすすめとはいえません。
特にフランス語でコミュニケーションを取れることを条件としているポストが多いので、そもそもスタートに立てない可能性もあります。
どうしても英語のみのプログラムに参加したい場合はそれでも良いと思いますが、フランス語も少なくとも簡単なコミュニケーションが取れるくらいは勉強することを強くおすすめします。
École d’ingénieurでは卒業要件の中に英仏両言語でB2以上を取得すること、とあります。
興味のある方はこちらからどうぞ。