Bonjour ! KOKOです。
フランスにはグランゼコールという大学とは違うくくりの教育機関が存在します。
そんなグランゼコールの中でもエンジニアリングを学ぶ教育機関はEcole d’ingénieurと呼ばれています。
今回はそんなEcole d’ingénieurのフランス内ランキングが発表されたので紹介していきます。
今回は
- フランスのグランゼコールのランキングが知りたい。
この質問にお答えしていきます。
グランゼコールってなに?

まずグランゼコールとは何かについて説明します。
グランゼコールとは、Wikipediaではこのように説明がされています。
フランス社会における独自の高等職業教育機関である。大学のような教養としての学問や教育ではなく、社会発展に直接寄与する「高度専門職業人の養成」を理念とした学問の普及と教育を行っている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/グランゼコール
簡単にいうとフランス独自の教育機関で、将来的なエリートを育てることを教育理念においた高等職業教育機関ということです。
多くの大統領や企業のCEOを排出し、グランゼコールの卒業者はフランス社会に大きく貢献しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
グランゼコールの理系ランキング

では次にグランゼコールのランキングについてお話しします。
今回ランキングが公表されたサイトはこちらです。
このランキングでは、公立および私立、学士課程後および準備後の167の修士課程学校が審査の対象になっています。
全審査校を紹介するととても長くなってしまうので、今回は総合上位10位までを紹介します。

- École Polytechnique – Palaiseau
- CentraleSupélec
- Télécom Paris
- École les mines ParisTech
- École centrale – Nantes
- École des ponts ParisTech – Marne-la-vallée
- École centrale – Lyon
- ISAE-SUPAERO – Toulouse
- IMT Atlantique
- INSA LYON
というランキングになりました。
1位に輝いたのはやはりÉcole Polytechnique – Palaiseauですね。
3名のノーベル賞受賞者を排出したり、大統領を排出したり、とエンジニア以外の分野においても名門中の名門校です。
フランス語だけでなく英語でも高いレベルが求められ、このサイトによるとTOEIC890点が必須とされていました。
上位に食い込んでいる教育機関はどれも、名前をよく聞く学校ばかりですね。
もし興味のある教育機関があれば、そのグランゼコール名をクリックするとより詳細を見ることができます。
ちなみに僕が通っているMines Nancyは総合で15位でした。
ランキングの計算方法

ではこのランキングのポイントの計算方法について解説します。
これらのランキングは以下の4つの観点からそれぞれ評価されています。
- 学術性
- インターナショナル性
- 企業との連携性
- 新入生へのオープン性
最初の3つは20点満点、最後の項目は3点満点で評価されています。
各項目ごとに上位の教育機関をみてみたい場合は、ソースであるサイトの右上にある欄から、考慮したい項目を選択できます。

特に企業との連携性には、インターンシップの見つけやすさにも直接影響してきますので、留学を考えている方は要チェックです。
最後に : グランゼコールについてもっと知りたいなら。

今回はフランスのグランゼコールの理系ランキングについてお話ししました。
世界学術ランキングには参加していないこのEcole d’ingénieurの中でのランキングです。
もしグランゼコールに留学したいと思っているのであれば、可能性のある学校を前もってしっかり調べておきましょう。
というわけで今回は以上です。
グランゼコールについてもっと知りたい!という方はこちらもどうぞ。