Bonjour ! KOKOです。
さて、先日このようなツイートをしました。
これから自分の給料は時給で測っていこうと思う。同じ仕事量なら少ない時間で、同じ時間ならたくさんの仕事を。
— KOKO🇫🇷フランス大学院生 (@koko_blog) September 2, 2020
須藤 憲司さんの書籍 「ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜」を読了しました。
書籍を読んで僕が学んだこと、大切だなと思ったことについてシェアします。
目次
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 概要

この書籍の概要は以下の通りです。
創業2年半で顧客の売り上げを240億増やしたスーパーグロースハッカー、初の著書。売上を増やしたい、PVを伸ばしたい、退会率を下げたい… 。
どんなビジネスでも、2ステップでハックし、劇的に成果を上げる!ただ努力するだけでは成果が出ない時代の、普遍的な思考法。他人が気付かない法則を発見し
システムのスキマに介入せよー。
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜より
Kindle Unlimitedでは幻冬舎の書籍シリーズが本棚に追加されて、多くの本が無料で読めるようになっています。
読み終えるまでにかかる時間は2時間半ほど。
書籍の中で学ぶことが出来るハック思考を元に、現実世界の問題を解決していこうという内容の本です。
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 学んだこと

では僕が書籍の中で学んだことについてお話をしていきます。
詳細についてはぜひ実際に本を読んでみてください。
ハック思考って何

書籍名にもなっているハック思考とは一体なんなのでしょうか。
著者の考えるハック思考とは
- 人と違う規則性や法則を見つけて
- その規則性や法則を構成するシステムの隙間に介入する
という考え方です。
例えば、あなたの働いている企業が「エレベーターの待ち時間を最小化したい」という課題を抱えているとします。
従来の考え方であれば、待ち時間が長いのはエレベーターの速度が遅かったり、台数が少なかったりと物理的な課題に着手するのではないでしょうか。
一方で著者が提示するハック思考を使えば、新しい観点から課題を解決に導くことが出来るようになります。
上記のエレベーターの問題であれば、解決するべきなのはエレベーターの待ち時間を減らすことであって何も物理的に待ち時間を短くする必要はないわけです。
そして、エレベーターの前に大きな鏡を設置するという僕が考えもしなかった方法でその待ち時間を減らすことに成功しています。
エレベーターを待つ間に身支度を整えることが出来るようになり、
待ち時間を待ち時間として意識させなかった。
これが著者の提案するハック思考です。
世界を疑うための4つの察する力

では実際にあなたの身の回りの課題をハックして考えるためにはどのようにすれば良いのか。
筆者は4つの察する力すなわち「観察、考察、推察、洞察」が必要であると述べています。
観察とは毎日見続けることで、変化を発見すること。
考察とは観察から規則性や法則を導き出すこと。
推察とは考察から得られた規則性や法則の転用先を探すこと。
そして最後の洞察は、観察、考察、推察を行い、全く違う因果関係に気づくことを目的としています。
書籍にはこの一連の流れが例を含めて詳しく書いてありますので、この4つの察する力について詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
そういえば、この部分を読んでみると僕が以前に読んだ書籍「メモの魔力」に非常に近しいものを感じます。
メモの魔力でも、事実を抜き出し、それを抽象化し、別の分野に転用するというプロセスがありましたね。
別の本のゲシュタルトと今読んでいるこの本をゲシュタルトが混ざり合うイメージです。
自分の価値は時給で測れ

ハック思考と直接関係はないのですが、書籍の中の一説がとても心に残りました。
時給を上げろ。長く働いて給料が高いとかはバカのやることだ
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 より
日本の仕事は生産性が悪い、フランスにきて仕事をしてみるとたまに聞く言葉です。
残業をして給料が高いというのは、1時間あたりの価値が低いということだよね、という書籍内のセリフをみて、あぁ確かにそうだよなと。
同じ仕事であれば早く終えて早く帰った方が良いし、同じ時間で働くのであればたくさん仕事をして給料をあげた方が良いですもんね。
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 おすすめする人

最後にこの書籍ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜をおすすめしたい人は以下の項目に当てはまる人です。
- 物事を新しい観点からみたい
- 考え方が凝り固まってしまっている
- 質の高い問い作りについて知りたい
- OODAループって?
- ハック思考のケーススタディをしてみたい
- 悩み事が小さい
- 営業職についている
- 成功失敗ではなく、前進後退に重きをおきたい
この書籍の巻末にはハック思考を使用した課題の解決方法を記すためのケーススタディが11つ用意されています。
どのアイディアも規則性の隙間をつくような鋭い観点から課題を捉えており、興味深かったです。
最後に : 本を読むならKindle Unlimited

今回は僕が読んだ書籍ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜から学んだこと、大切だなと思ったことについてお話ししていきました。
人と違う規則性や法則性を見つけて、そのスキマに入りこんでいくようなハック思考。
身に着けるには日頃から意識する必要がありますが、身に付けたら提案力や気づく力が向上しそうです。
Kindle Unlimitedでは今回お話しした「ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜」だけでなく和書12万冊以上、洋書120万冊以上が読み放題。
僕も愛用しているKindle Unlimitedに登録して、有益な本をたくさん読みませんか。
というわけで今回は以上です。