Bonjour ! KOKOです。
インドにインターンシップをしている時期にネパールのヒマラヤ山脈へトレッキングにいきました。
インドでのインターンシップや起業経験が思うようにいかず、滞在先の住居で塞ぎ込んでいた僕をみかねた友人が「ネパールで山登ってきたら何か変わるよ」とアドバイスをくれたのがきっかけです。
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今回はそんなネパールでのヒマラヤ山脈トレッキングについてお話しします。
目次
ネパールってどこ?ヒマラヤ山脈?

ネパールはインドと中国に挟まれた場所に位置しており、ヒマラヤ山脈や世界最高峰のエベレストなどの山々に囲まれた国です。

日本のパスポートを持っていれば、現地空港にてビザを購入することが可能です。
ビザの期限は15日間、30日間、90日間で、料金はそれぞれ、3000円、5000円、12,000円です。
僕は30日間のビザを購入して入国しました。
ネパールの国民性としては、外来者に対してもとても親切です。
特にインドで生活をしていた僕は人を疑うという能力を身につけていたため、ネパール人の提案が親切心からくるものか、何か裏にあるのかを分からず戸惑いました。
例えばカトマンズ市内のタクシーを使うときに交渉をして値段が決まるのですが、「どうせ外国人だから高めにふっかけられるんだろう」と思っていました。
しかし提案された金額は地元民とが利用する場合の金額と同じ。
最初から疑ってかかってしまった自分を少し恥ずかしく感じました。
また、空港があり僕が降り立ったカトマンズは、2015年に発生したネパール地震の影響がまだ残っていて、半壊している建物が至る所に見受けられました。
震災復興へのボランティアに訪れる人たちのために建設されたドミトリーネパールに宿泊をするとスペインからボランティアのためにネパールを訪れた高校生の団体、アメリカから休暇をとってボランティアに来ている男性などたくさんの出会いがありました。
もしネパール、カトマンズで宿泊施設を探しているのであればこのドミトリーネパールをおすすめします。
元国代表ボクシング選手の山岳ガイド

ネパールにあるヒマラヤ山脈に登るためには、空港があるカトマンズからポカラという町まで移動しなければいけません。
ネパールを訪れたのは初めてで、かつトレッキングも初めてだったので宿泊していたドミトリーネパールで出会ったガイドさんを雇って一緒にトレッキングを行うことに。
そのガイドさんと8日間かけてヒマラヤ山脈の一角の山をトレッキングをしたので、身の上話や人生のことなど様々なことについてたくさん話し合いました。
そのガイドさんの特徴を簡単にまとめると
- 元軍隊所属の国代表ボクシング選手
- 軍の友人が殉職したため軍を抜けて山岳ガイドに
- 家庭持ち子供一人
- 最初の一言が「熊は倒せるけど高山病には気をつけてな」
という感じでした。
背は小さめではあるけれど、ボクシングで鍛えた体とトレッキングで培った足腰、体幹が強そうな容貌。
とは裏腹にとても気さくで笑顔が絶えないのが彼のチャームポイント。
インドでの経験や家族のこと、将来のこと、夜通し話をしていたこともありました。
ネパールにはトレッキング目的で入国する人も多いらしく、山岳ガイドの需要は高まっているそうです。
山岳ガイドになるためには山の知識はもちろんのこと、英語の試験もあるそうです。
その狭き門をパスした彼は、山岳ガイドであることを誇りに思っているんだとか。
彼はたまに山から撮った写真を送ってきてくれます。
僕がネパールから離れた後もこうやって連絡をしてくれるのはとても嬉しいです。
登山中に考えたこと・学んだこと

ヒマラヤ山脈へのトレッキングは8日間かけて行いました。
カトマンズからポカラまではバスで移動し、そのまま入山、7日後にポカラからカトマンズに戻ってくる計画です。
このトレッキングを含む道程で考えていたこと、学んだことについてお話をしていきます。
父子で旅をすること
道中で30才後半の父親と7,8才くらいの男の子が2人旅をしている様子を見ることができました。
少年はその背中よりも少し大きなバックパックを背負い、父親の後を追いかけていました。
小さなときにバックパックを背負い、違う土地を踏み締めて歩くという経験は一体将来どんな財産になるんだろうと考えました。
僕が小さい頃に家族で旅行をしたのは1、2回ほど。
将来家族をもち、子供ができたら積極的に旅に連れていき、知らない環境、価値観、文化、教養に触れさせてあげたいなと思っています。
少年が追いかけていた父の背中は、僕から見てもとてもカッコよく見えました。
人に親切にすること
ネパールで僕が出会った人はみんなとても親切で、観光をしていると伝えると、あそこにいったらいい、ここがおすすめだよ、など教えてくれます。
僕が何かをお返しできるわけではないというのに見返りを求めずに手を差し伸べてくれます。
特にインド滞在時に心をすり減らすような環境に身を置くことが多かったので、彼らの優しさは心にしみました。
見返りを求めずに人に親切にできること。
言うのは簡単だけれどなかなか難しいです。
絶景をみたいなら歩き続けるしかないこと
結論から言うと、ヒマラヤ山脈の約6000mから見る景色は言葉には表せないほど綺麗でした。
雲なんてはるか下、地平線は若干弧を描いているように見えます。
約4日間かけてゆっくり登ってきてよかった!と思えた瞬間でした。
そして、過程での努力が、歩いた歩数が、最終的な結果をより実りのあるものにさせるのだと気付きました。
仮に僕が途中で登るのを諦めてしまったら、仮に途中の景色で満足していたら、きっとこの絶景を見ることはなかったんだなと。
絶景を見るためには歩き続けるしかありません。
たまに休憩してもいいし、立ち止まっても大丈夫。
また歩き始めましょう。
最後に : もしネパールにいくなら

今回は僕がネパールでヒマラヤ山脈をトレッキングした経験から学んだことについてお話ししました。
ネパールは個人的にもとても大好きな国で、もう一度トレッキングをしたいなと考えています。
もし何か頑張ることに疲れて、自分を見つめ直す時間が欲しいときにもおすすめ。
今まであまり見えていなかった大切なことが見えてくるかもしれません。
というわけで今回は以上です。