Bonjour ! KOKOです。
さて、先日このようなツイートをしました。
授業から学位授与まで全部その国の外からできるようになるのは一見アクセスしやすそうに聞こえるけど、現地でインターンしたり留学(?)後に現地就職できる可能性はほぼ皆無だよね。
— KOKO🇫🇷フランス大学院生 (@koko_blog) July 8, 2020
Covid-19の影響は学業にまで及んでいます。
すでにいくつかの大学は来学期は全てオンライン授業で行うと決めているところも。
実際に現地で大学院に通っている僕のオンライン授業に対する意見についてお話しします。
入学から卒業までオンライン

Covid-19の影響でフランスの大学院ではオンラインクラスが行われています。
そのためスペインやイタリアなどフランス周辺の国出身の留学生などは母国に帰り、実家から授業を受けている人も。
また日本でも大学が始まって以来ずっとオンラインで大学生活を送っていて、友人もおらずレポート課題ばかりで辛い、といったような情報を良く見かけます。
もしこのままコロナが長引けば、大学に入学してから卒業するまで全てオンラインで完結!ということもありえるかもしれません。
また留学の形が変わっていっているのも事実です。
海外で生活していたものの、住んでいた国が渡航禁止になり、止むを得ず日本に帰国、その後は日本から海外大学院の授業をオンラインで受講している友人もいます。
このように今回の事態を経て、留学の形が大きく変わりました。
しかしながらやはり留学は現地で生活することにも大きな意味があるような気がしてなりません。
現地に留学をすることでどのようなメリットを享受できるのかについて考えてみました。
現地に留学をするメリット

では、現地に留学をするメリットは何なのでしょうか。
僕が考える現地に留学をするメリットは以下の2つです。
文化を肌で味わうことができる

現地で生活することによって、ネットを通してでは決して味わうことのできない現地の文化を肌で味わくことができます。
土地の雰囲気であったり、市場の様子、人々の活気具合などは現地でないとわからないものです。
また他文化に触れることはあなたの感性を豊かにし、普段では気づかないようなことに気づくようになったり、改めて日本を外側から見ることで良し悪しがわかったり、などのメリットもあります。
画面越しではわからない現地の雰囲気を、人々の活気を知るのもまた留学の醍醐味ではないでしょうか。
現地での職務経験が得やすい

現地で留学をすることのもう一つのメリットはなんと言っても職場経験を得やすいことです。
現地で留学をしているということはすなわちビザを持っているということなので、企業もインターンとしてであったり、パートタイムであったりで雇いやすくなります。
確かにオンラインでインターンシップをすることは可能かもしれませんが、可能性は低いと思います。
特に僕のような実験系のエンジニア職では、オンラインでできることが限られているので、余計に難しそうです。
オンライン留学に意味はあるか

入学から卒業までオンラインで大学生活を過ごして果たして意味はあるのか、と僕は思います。
留学に日本に戻ってそのまま働きたい場合であれば、オンラインで学位を取得することはメリットになるのかもしれません。
留学のネックであった、時間的制限、経済力などが日本で生活できることにより解決されるのでより留学(オンライン)が身近になるのは確かです。
一方で、留学後に現地に残って就職を考えている人にとっては、オンライン留学の意味はあまりありません。
というのも現地留学をし、現地でインターンをしたりイベントに参加したりすることが現地就職をするための最短ルートですが、オンラインで全て完結しまっては、インターンやイベントに参加するための機会を得ることができないためです。
このままオンラインで完結する留学が続けば、海外で働くというハードルはより高くなるでしょう。
最後に : コロナ後の留学への準備

今回はオンラインで授業を受けることや留学への影響について意見をまとめていきました。
個人的にはオンラインで留学をすることは、アクセス面や経済面を考慮すると便利ではありつつも、やはり現地に留学をする方は良いなと考えます。
コロナはいずれ収縮し、再び渡航が開始できる時期が訪れると思うので、その時期に備えて今のうちにできることを行いましょう。
というわけで今回は以上です。