一年半留学して感じたフランスの大学と日本の大学の違い。

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Bonjour! KOKOです。



フランスへ留学しにきて1年6ヶ月が経過しました。

アメリカ、フィリピン、インドと長期滞在は経験しましたが、1年以上海外に滞在したは今回が初めてです。



さて先日に下記のツイートをしました。

KOKO
[フランス留学で感じた日本の大学との違い] 約1年半のフランス留学生活を経て、僕が感じた日本の大学とフランスの大学の違いをまとめてみました。賛否両論あると思いますので、ぜひコメントください。


ツイートに挙げた12つのポイントについて解説していきます。





フランスの大学と日本の大学の違い

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僕が1年半留学して気づいたフランスの大学と日本の大学の違いを説明します。

ソースは僕です。



大学の男女比率

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École d’ingenieur (フランスの工業大学)では男女比率が半々です。

エンジニア大学の中でも、分野によっては女性の割合が男性の割合よりも多い学部もあります。



また授業を担当する教授も女性の割合が多いです。

個人プロジェクトでは研究所に行くことも多くありますが、エンジニアとして働かれている女性を頻繁に見かけます。

エンジニアの地位が高いフランスならではの事例なのかもしれません。



日本では工業大学は男子が進むものという考えがある印象です。

現に僕の大学では女性の割合が1割ほどでした。



分野によって性別の先入観があるのは不思議に感じるようになりました。



大学の存在意義

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フランスの大学ではいかに実践的な経験を積めるか、が求められていると思います。

そのため1年次からインターン期間が設けられていて、卒業までに計8ヶ月以上のインターンシップをしなければ卒業できません。



個人的には在学中にすでに就職しているような感じ。

日本の大学は就職予備校としての印象がありますね。



合わせてこちらもどうぞ。



大学の年齢層

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大学の年齢層は幅広いです。



一度就職をして、エンジニアになりたい、ということで学び直している30代のクラスメイトもいます。

セカンドキャリアとして入り直すのが選択肢にあるのはいいですね。



またギャップイヤーを取得する学生も多いです。

僕の同期のフランス人たちは13人中7人がこのギャップイヤーを取得し、経験を求めて海外に旅たっていきました。



日本の大学ではよく何浪だとか何留だとかを耳にしました。



教授との関係性

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生徒は教授にいつでも質問をしてよく、教授は常に真剣に答えてくれます。



また、各セメスターの終わりには教授と生徒で授業の改善案などを話し合い、双方で授業を作り上げていきます。



日本では教授が一方的に授業を行う、といった印象でした。



大学の費用

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大学にもよりますが、圧倒的に学費は安いです。

留学費用に関してはこちらをどうぞ。



休学費用はもちろんかからりません。

そのためいくつかの大学に同時に通うことが可能で、自分が学びたいことを学びやすい環境があります。

特にエンジニアの大学とマネジメントの大学に両方通うと、将来がより明るくなるそうです。



工場見学や、イベント費用も全て大学負担です。

日本で学生生活をしていたときのように、バイトせずに勉学に励めます。



就職

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新卒採用という概念がまずありません。



会社に応募するというよりかは、ポジションに応募するといったイメージです。

ポジションごとに求められる能力が公開されているので、それに見合うように学生期間のうちに勉強します。

就業開始期間も様々です。



就職に関してさらに知りたい方はこちらもどうぞ。



授業への姿勢

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授業は教授と生徒の対話で成り立っているといっても過言ではありません。



分からなければすぐ手をあげて質問をします。

また前以てスライドや資料が配布されるので、授業についていくためには予習が欠かせません。



図書館利用率

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図書館は時期に関わらず、常に全席が埋まってるような状況です。



閉館時間は20時くらいまでなので、日本と変わりません。

僕の大学では図書館の席がほとんど埋まるのは試験前くらいでした。

日頃の勉強時間が違うなと感じます。 



ストライキ

strike

フランスでよく聞くストライキは教育機関でもたまに起こります。



食堂は営業しておらず、昼ご飯を持参しなければいけないときもあります。



たまに24時間空いているコンビニが恋しくりますが、それはそれで働きすぎではないのかと思う。

ストライキを起こしてこそ、適度な労働レベルになるのではないかと今では思っています。



言語

langage

ほぼ全ての学生が2ヶ国語以上を話せます。

それもかなり高いレベルです(B2以上)。



大学が他言語の取得を後押ししていて、試験を活発に取り入れているのも一因かと思います。

留学生によるタッグシステムもあり、言語が学びやすい環境です。



日本だとTOEICで良い点が取れればそれでよく、コミュニケーションに重きを置いていない印象。



OBとの関わり

大学にはOBが頻繁にやってきて、就職相談や面接練習などがあります。



コネは非常に大事。何事にもコネ。

日本以上に感じる学歴社会な上に、コネが必要です。



その点日本は就職機会には平等かも、と感じました。



プレゼンテーション多い

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授業では必ずといっていいほどプレゼンテーションが課されます。



プレゼン後には意見が飛び交い、各自が自分の意見を述べます。

教授と意見が違うものもありその時は議論が熱くなり、それを場が楽しんでいる状況です。



テストや出席状況だけで成績は決まりません。



最後に : 優劣ではなく選択



僕が述べたいのは、日本のここがフランスの大学に比べてどうだということではありません。



あらゆる違いは選択可能で、この大学の違いも自分の好みによって選択できるものだということをあなたに伝えたいです。

僕の場合はフランスの大学の方が自分に合っているなと思うので、こちらでの就職、生活をしばらくは考えています。



というわけで今回は以上です。